須田勝之通信 vol.20

須田勝之通信 vol.20 メンテナンスがおもしろい。 
 木材製品を長いこと販売していると、メンテナンスや補修の相談を受けることがあります。私はそれが嬉しいのです。
理由はいくつかあるのですが、製品を使っている状況が見れて、使われた商品に再会出来るからだと思います。何年か前、大阪にヒビが入ってしまった無垢の天板を補修に行きました。
職人さんが丁寧に、ヒビが広がらない様に手を加え、それでも完璧には直らないので、「これくらいで使ってもらえませんか」と恐縮して言うと納得してくださいました。
義理堅い職人さんは、「せっかく大阪まで来たので、別のテーブルも治しましょうか」と、キズだらけで塗装のハゲかかったパイン材のテーブルに目標を定め、「表面を削って、塗装をすれば新品に戻りますよ」とやる気マンマン。
「それじゃあお願いします」ってことで、一気に削り始めるとみるみる素地が見えてきて、もうちょいで完成ってとこで、お客さん 「あっ、ストップ」
職人さん 「えっ?」
お客さん 「ここまででいいです」
職人さん 「まだ、削んないと…」天板には、すこしのキズと何色かのクレヨンの跡がありました。
「長男がここでいつも絵を描いていたんです」と奥さんが話してくれました。塗装が削り落とされていくのを見ていて、生活してきた場面がファラッシュバックしたそうです。
その状態で塗装し、完成としました。
ビンテージってこういうのを言うのかなと、私は思いました。

帰り際にお客さんが、「こういう仕事をしています」と言って、お土産に絵本をくださいました。
クリエイターは生活のセンスがいいですね。


最近、スウェーデン製の床サンディングマシーンを導入しました。
自動集塵機に高性能エアークリーナーが付いているので、簡単な養生でオッケイ。
そんな訳で料金も手軽になりました。百貨店内のブランドショップやカーディーラーなど、夜間清掃の感覚で対応しています。

無垢の床材だったら、何年も使い込んで割れたり、すき間が開いてしまっても、簡単に直せます。
このサンディングマシンは掃除機が付いてホコリが出ないので、たいへんな養生の必要がありません。

すこし削るだけで、フレッシュな木目が現れます。
削ってでる木の粉を硬化させて、すき間を埋めるのが新しい技術です。
一皮むけて、すこし明るい色になって、クリア塗装をかけたら完了です。
着色して、元の古くなった感じに戻すこともできます。
「もうこれは貼りかえるしかない」と考えている床材があったら、声をかけて下さい。
ビンテージフロアーになる可能性は高いです。
須田 勝之フェイスブック
http://www.facebook.com/katsuyuki.suda
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